一人で生きていけないからって群れるとは違う。
どこへ行くにも、何をするにも一緒。
ちょっとハズれたことしたら、戻そうとする。
蟻の行列が乱れないように。
乱れたら即座に修正しようとするように。
レール一本、人生はそんなまっすぐじゃない。
分岐点で信号は灯らないし、警鐘が鳴るわけでもない。
手を組んで、ときどき同じ道を行くことはあっても、
すれ違いざまに、一瞥するくらいでいいんじゃないか。
人の気配が邪魔なら、仙人にでもなればいい。
村のような狭い人間関係にいなくても、
ネットワークにがんじがらめじゃ意味がない。
どこにいても繋がって、身動き取れないってどういうことなんだろう。
ときどき、スマートフォンも投げ捨てたくなる。
知ってほしい私なんて、誰も知らなくていい。
神さまと星だけが、ほんの少し覗くぐらいでちょうどいいんだ。
袖振りあうくらいの縁があれば、生きていけるよ。
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